【その他の雑学】間違ってはいけない日本語 美人薄命編




最近、ワイドショーなどで若くして亡くなっていった有名な女性の訃報が流れるたびに、「美人薄命」という言葉をよく耳にします。

アン・ルイスさんの歌う「美人薄命」という曲も、一般的によく知られています。

でも、実は「美人薄命」という言葉が元々は存在しなかったということを、あなたはご存知でしょうか?

今回は間違ってはいけない日本語についての記事を書きたいと思います。

正しくは「佳人薄命(かじんはくめい)」!?

「美人薄命」とは、ここ最近で四字熟語にされた言葉であり、もともとは「佳人薄命」という四字熟語が正しいと言われています。

かつて宋の詩人であった蘇軾(そしょく)によって記された「薄命佳人詩」が、「佳人薄命」の由来とされています。

ここでいう「佳人」とは、「知性があり、頭が良くて美しい人」という意味であり、こちらは中国から伝わった四字熟語とされています。

この2つの四字熟語は同類とされることが多いですが、いざ英訳を見てみると、「佳人」と「美人」が全然違うということがよく分かります。

「佳人薄命」→The good die young

「美人薄命」→The beautiful die young(その他数例あり)

美人薄命という言葉ができた経緯は!?

それでは、どのような経緯で「美人薄命」という言葉が生まれたのでしょうか。

実は、「佳人薄命」という言葉が「美人薄命」に変わったという経緯は、はっきりとされていないのです。

ただ、近年「佳人」という言葉の意味や言葉の使い方が少なくなりつつある中で、「美人」という最近ではごく一般的な単語に置き換えて使い始めたというのが定説です。

近年、化粧品のCMでのキャッチコピーにも「美人薄命」という言葉が使われており、こちらの言葉の方が、現在は一般的になっていると言えます。

「美人薄命」と「佳人薄命」。

いまとなっては「佳人薄命」という四字熟語を知らない方のほうが圧倒的に多いかと思いますが、いろいろと調べてみると正しい日本語の使い方がよく分かりますね。

その他にもいろいろな日本語の間違った使い方がありますが、こちらについてはまた改めてご紹介することといたします。