【美味しさ雑学】電車で食べる駅弁の美味しさの秘密とは!?




電車の長旅のお供と言えば、駅弁!

車窓の雰囲気と共に味わう駅弁は、列車の旅の楽しみでもあります。

そして景色はもう1品のおかずです。

しかし、列車で食べるごはんは一味違ったうま味があるような気がします。

調べてみると、そこには電車ならではの科学的根拠があったのです!

今回は、駅弁に関する雑学をご紹介します!

 

冷めて美味しいご飯の化学

つやつやの炊き立てのお米は、

アミロペクチンと呼ばれる水分を保持する成分が多く含まれます。

しかし、時間の経過と共にアミロペクチンが減少してしまうので、

水分が逃げてボソボソの美味しくない米になってしまいます。

 

なぜか駅弁に炊き込みご飯が多いことに疑問になりませんか?

色々な具材と濃い目に味付けされたご飯は時間が経っても柔らかいです。

使われる調味料やきのこ類、海藻、エビなどには、糖分トレハロースが多く含まれています。

糖分は、水とよくなじんで保水性が高いので、お米の水分を抱え込んで保湿します。

冷めても食感が変わらない炊き込みご飯は、弁当に最適だったのですね。

 

その他にも糖は、食べ物の劣化を防ぐ力を持っていて、

脂分の酸化やたんぱく質の凝固を防いでくれます。

固くなりやすいお肉も柔らかく保つことが出来るそうです。

 

コンビニと違って、冷蔵・冷凍ができない駅弁には、

こうした工夫が詰められていたのです。

 

列車の音は食欲が増す!?

料理をたべるとき、電車内の音はよりうまみを感じやすいそうです。

レストランでもBGMが流れていますが、

食事と直接関係なさそうな「音」を意識したことはありませんでした。

オックスフォード大学の研究によれば、

食事中に聞く音が味に大きく影響を与えると結果を出しています。

実験では、大と小の音と無音の3つそれぞれで、

チップスとクッキーを食べてもらったところ、

大音量を聞いて食べた人は塩気や甘さも感じにくかったそうです。

確かに音楽がうるさいと集中できず、

好きな食べ物でも美味しく感じないような気がします。

 

常に列車の中では約80デジベルほどの環境音が聞こえます。

人が会話している声や店内で厨房の音が聞こえる程度の大きさです。

これくらいの音量の中で食事をすると、食欲を刺激して、

いちばん味覚が感じやすいことが分かっているそうです。

ちなみに、約70デジベルが喫茶店やカフェで聴く音量で、

100デジベルを超える音響は耳障りになり味覚が鈍くなるそうです。

電車の通るガードレールの下くらいの音で、まともに会話できないレベルです。

 

ぜひ、電車に乗るときは、音も意識して食べてみるのはどうでしょうか。