【調味料の雑学】伯方の塩、実は輸入ものだった!?




料理のさしすせその「し」、塩なしには料理は語れない。

今回は、そんな「塩」にまつわる雑学をご紹介します。

伯方の塩、実は輸入ものだった!?

CMで聞き覚えのある、「は・か・た・の、塩!」のフレーズが特徴的な伯方の塩。

知っている、又は使っている人も多いのではないでしょうか。

実は、この伯方の塩の原料は、国産ではなく、メキシコ産・オーストラリア産がほとんどなのです。

伯方の塩、正確には国産!?それとも国外産!?

伯方の塩が生まれたのは、1973年。ちょうど石油ショックで物価が急上昇した時代に誕生しました。

当時は、塩の販売や製造は※専売制であり、民間企業は自由に塩を作る権利がなかったのです。

(※専売制とは国が財政の収入を確保するために、国の管理下に治めて利益を独占する制度です。)

製造の許可を受けていたのは、メキシコかオーストラリアなどの海外から輸入した原塩(天日塩田塩)を利用する塩田製法でした。

これにより、伯方の塩の原料は、メキシコ産かオーストラリア産といった海外の塩を利用することになったのです。

その後、専売ルールが撤廃され、民間企業も自由に塩を製造することができるようになったのですが、その時の名残から今でも伯方の塩は、メキシコ・オーストラリアの塩が使用されています。

専売ルールが無くなった今も国外の塩を使い続けている理由は、製造する際の燃料に関係しているのです。

日本の海水で天日塩田塩を製造する場合、大量の燃料が必要になりますが、メキシコ・オーストラリアでは、豊富な自然エネルギー(太陽や風等)で乾燥させるため、二酸化炭素の排出がなく、環境に優しいためです。

原産は他国のものであるが、輸入した塩を、日本でかん水(濃い塩水)に戻した後、再度塩に作り変えています。

これは、農林水産省のガイドラインを要約すると「商品を加工など、内容を変更した地域が原産地になる」とあることから、国産であると言えるのです。

「伯方の塩」という名前は、伯方の海で作った塩という意味ではなかったのです。

ちなみに余談ですが、相撲で力士が土俵にまく塩は、1987年の東京場所から「伯方の塩」が使われています。
どんな塩でも良いのではなく、まいた時の見栄えなども考慮されて採用されたそうです。
地方巡業ではご当地塩が使われることもあるので、観戦するときの楽しみ方の一つになるのではないでしょうか。

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