【ことわざ雑学】「急がば回れで」回るのは実はあそこだった!?




急いでいるときに、つい近道を行こうとすると「急がば回れ」と言われます。

知らない道を通って迷ったりすると余計に時間がかかるので、

本来の道を行ったほうが、結果的に早く着くことになるからです。

そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。

「急がば回れ」ということわざは、最初はどんな状況から生まれたのでしょう。

実は「急がば回れ」には、ちゃんとした由来がありました。

今回は、急がば回っちゃうことわざ雑学を紹介します。

 

「急がば回れ」の語源は実は有名なあそこだった!!

急がば回れ、これはある湖を回る時に誕生しました。

それは…、琵琶湖!!

ご存じのとおり、琵琶湖は滋賀県にある、周囲235.2kmと日本最大の淡水湖です。

今では交通も発達していますし、琵琶湖の狭まった場所に琵琶湖大橋もかけられていますが、

昔はそれよりさらに南下した瀬田川にかかる、「瀬田の唐橋」しかありませんでした。

東から京へと上がるさいには、瀬田の唐橋を渡るよりも、

滋賀県草津市にある「矢橋」から渡し船で大津へ行く方が早くて近いのですが、

琵琶湖のすぐ側にある、比叡山からふきおろされる「比叡おろし」で季節によっては、

矢橋から渡り船で渡るのは危険でした。

「急がば回れ」は室町時代から言われている!

室町時代に「武士の矢橋の舟ははやくとも 急がば回れ瀬田の長橋」と詠われています。

意味ですが、琵琶湖を渡るには矢橋の渡り船が早いけれど、

比叡おろしのせいで、危険だったり舟が出なかったりするので、

それより安全でより確実な「瀬田の唐橋」に行ったほうが結局は早い、という意味です。

ここから、本当に急ぐのであれば「急がば回れ」ということわざができたそうです。

確かに危険かもしれない渡し船よりも、遠回りでも橋を渡ったほうが確実ですよね。

現在でも、近道しようとして結局グルグル迷ってしまい遅くなったり、

車で行って渋滞等に巻き込まれて遅くなったりするよりも、

電車の方が確実だったりします。

「急がば回れ」は遠回りに見えても確実なほうを選ぶようとの、先人の知恵かもしれません。