【その他の雑学】あの鬼の外見にはちゃんと理由があった!?




突然ですがみなさん、オニの姿を想像してみてください。

おそらく今頭に浮かんでいるのは、ツノと怒った顔、真っ赤な胴体、でこぼこの金棒、そしてトラ柄のパンツ姿の鬼ではないでしょうか。

じつはこういった鬼の姿にはある理由があったのです。

今回は伝説の怪物、鬼にまつわる雑学をご紹介します。

鬼とトラ柄パンツのあやしい関係!?

童話や民話の中では一般的に、鬼は悪者であり、怯えられる存在です。

そんな邪悪な鬼がいる方角を「鬼門」と言います。

鬼門は今でいう「北東」を指し、北東は良くない方角のため、そこにいる悪を退治しなければいけ無いのです。

それに加え、古代では方角を十二支で言い表しています。

子(ネズミ)を北に配置し、そこから時計回りで丑、寅、としていくと、北は「子」、東は「卯」、南は「午」、西は「酉」となります。

なんと、このとき鬼門である「北東」に注目すると、「丑寅(うしとら)」で丑と寅がいるのです。

つまり、鬼の角はウシを、トラ柄のパンツはトラを表しており、今の鬼の姿は干支の丑寅が関わっていると言われています。

ちなみに現代社会でも「鬼門=悪がいる、良くない場所」という考え方が残っています。

例えば家を建てるときに玄関は北東を避け、部屋の北東方面にはあまり物を置かない方がいいそうです。

なお「あの上司は鬼門だ」などと、得意でないものや不吉な場所を指して「鬼門」を使うこともあります。

鬼が出てくるあの昔話にも干支が関係していた!?

もともと古代において、干支はただ単に時刻や方角を表す数詞と言われています。

古文を読む中に「子の刻」という表現が出てくることがありますが、これは24時くらいを指すと習ったと思います。

時間の場合も方角のように「子(ね)」を最初に置き、そこから時計回りで丑、寅、卯…と1日の時間を表します。

そんな鬼門や干支は中国から伝わった考え方ですが、干支の動物自体に特別な意味はなく、当時の中国のえらい方が民衆に広めるために動物を当てはめたとも言われています。

ところで、昔話の桃太郎にも鬼門と干支が関係しているのを知っているでしょうか。

桃太郎は鬼退治に行きますが、鬼がいるのは鬼門、つまり北東の方角になります。

そして桃太郎はその対極である南西、干支でいうと「未申」の方角です。

そこから鬼門に向かうと、申、酉、犬の順番で出会うため桃太郎が家来として連れて行ったのはイヌ、サル、キジだと言われています。

物語に登場するくらい昔は干支で方角や時間を表すことが普通であり、身近だったと思われます。

まさか鬼の姿や桃太郎にまで干支が関わっていたなんて衝撃です。

みなさんも今後、鬼の絵を描くときはツノとトラ柄パンツをお忘れないようにしてください。