【五輪雑学】えっ!女子だけの?ギリシャ人だけのオリンピック?




起源をさかのぼれば、紀元前9世紀のギリシャに行きつくオリンピック。

その長い歴史の中には、「ほんと?」「そうなんだ!」と思うようなことがいくつも有ります。

今回はそんなお話のご紹介です。

古代オリンピックは男女別々に行われていた!?

古代オリンピックは、ギリシャ神話の最高神ゼウスにささげられた大会で、男性のみで行われていた競技会。

女性は参加することはもちろん、観戦することも許されなかった。

これは皆さんもご存知の話ですが、実は女性だけのオリンピックも開かれていたのです。

意外と男女平等だったのですね。

こちらは「ヘライア祭」と呼ばれ、ゼウスの妻であるヘラ女神にささげられた大会でした。

参加できるのは未婚の女性で、競技種目も格闘技などは無く160mの短距離走だけでした。

男子オリンピックの競技者が全裸の男性だったのに対して、ヘライア祭の競技者は、短いワンピースのような服を着用していました。

優勝者にはオリーブの冠と生贄の牛が与えられましたが、やはりと言うべきかスパルタの女性が大活躍だったとか。

教育の力は大きい…。

オリーブの木です。この枝で冠を編みました。

近代オリンピックの夜明けに開かれた大会

古代オリンピックが、393年の293回大会を最後に開かれなくなってから15世紀あまり。

1896年ギリシャのアテネで、第1回近代オリンピックが華々しく開催され、大成功をおさめました。

でもその前の1859年に、古代オリンピックを復活させたいとの思いを持った人たちの手で、もう一つのオリンピックがギリシャで開かれていたのです

1830年、ナヴァリノ海戦を経て、それまで支配されていたオスマントルコからの独立をはたしたギリシャ。

国民は失われた国の誇りを取り戻す手段を、古代オリンピックの復活に求めました。

ギリシャ人のみの競技者で開かれた大会でしたが、スポーツだけではなく、芸術作品の競技も行われました。

このオリンピックは、1889年4回大会まで開かれ、その後を近代オリンピックに託しました。

短命に終わった大会ですが、第1回近代オリンピックの組織委員会には、4回だけ開かれたこのオリンピックの関係者が多数含まれていたそうです。

正統派オリンピックのほかに、こんなオリンピックも有ったのですね。

他の国でも、独自ルールのローカルオリンピックが開かれているかもしれません。