世界最大の花ときいて、ラフレシアを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
たしかにラフレシア・アルノルディイの花は咲くと、
なんと直径90cmほどになります。
腐臭をはなつことでも有名ですね。
そんな特徴から人食い花ではないかと恐れられたそうです。
もちろんラフレシアは人食い花ではありません。
恐れられるほど大きなラフレシア、世界で1番大きな花だと思われがちですが、
なんとギネスブックが世界最大の花として公認している花はラフレシアではありません!
今回はギネスブック公認の世界最大の花を紹介します!

ギネスブック公認!世界最大の花ショクダイオオコンニャク!
世界最大の花、それはショクダイオオコンニャクと呼ばれる植物です。
この花はスマトラ島に自生するサトイモ科の植物です。
花は7年に1度、2日間だけ咲くそうです。
そして肝心の大きさですが、開くと直径1.5mになります。
高さはなんと3m以上!もあります。
ラフレシアと同じように、ショクダイオオコンニャクも腐臭をはなつそうです。
ラフレシアはクロバエ科のハエに依存しますが、
ショクダイオオコンニャクは甲虫に花粉を運んでもらいます。
ショクダイオオコンニャクは開花初日に腐臭をはなち、甲虫をあつめます。
甲虫はショクダイオオコンニャクにとまると中心へ落ち、這い上がれなくなるそうです。
開花2日目に花粉があふれだして甲虫につきます。
そして花が枯れ、甲虫は花から出られるようになります。
その後、花粉がついた甲虫が別のショクダイオオコンニャクにとまり、
中心に落ちると受粉することができます。
実がなると鳥に食べられて種が運ばれるそうです。
ショクダイオオコンニャクは、
花の形が燭台ににているコンニャク属の花なので、
そう名付けられたと言われています。
その腐臭が相当強く死体花という別名があり、
また、お化けにみえるということでお化け蒟蒻ともよばれるそうです。
それでもやっぱり、ラフレシアは大きい!
紹介しました通り、
ギネスブックが公認している世界最大の花はショクダイオオコンニャクです。
しかしショクダイオオコンニャクの花は、
花序(かじょ)などのあつまりで、
アジサイやヒマワリと同じように1つ1つの花は小さく、
独立した大きな花が1つあるのではありません。
単体の花でくらべますと、やはりラフレシアが世界最大の花のようですね。
皆さん、興味がありましたら、
ぜひスマトラ島へ見に行ってみてください(笑)