【油っこい雑学】とんかつの相棒キャベツ、実は別な相棒がいた!?




今では当たり前の組み合わせとなった、トンカツと千切りキャベツ。

トンカツのサクサクとした衣と、キャベツのシャキシャキとした歯ごたえは、とてもよく合います。

じつはトンカツには、キャベツの前に別の相棒がいたのです!

今回は少し油っこいトンカツの雑学を紹介します。

「トンカツ」の語源は、英語と日本語が組み合わさったもの!

1800年代、日本に肉に小麦粉、溶き卵、パン粉をつけて、フライパンで焼く料理が伝わりました。

この料理はフランス語で「コートレット」、英語で「カットレット」と呼ばれ、

肉の切り身、ミンチを形成したものを意味する言葉です。

このカットレットがなまり、「カツレツ」になり、豚肉のカツレツを略して「トン(豚)カツ」となりました。

ちなみにフライとカツの違いですが、明確な定義はありません。

日本では食材の違いによって区別しており、カツは肉類、

フライは魚介類か野菜類で使い分けられることが多いですが、

フライドチキンは衣がついていないためフライ、

串カツは衣がついていて肉類と魚介類を揚げているためカツ、といったケースもあります。

 

戦争がきっかけに!?トンカツと千切りキャベツの出会いとは!?

現在のトンカツとキャベツの組み合わせは、日本で最初にトンカツを販売した銀座の「煉瓦亭」から始まりました。

1899年ごろからトンカツの提供が始まりましたが、最初の付け合わせは千切りキャベツではなく、なんと温野菜でした。

当時の日本では、野菜といえば煮物、汁物、漬物が一般的で、生で野菜を食べる習慣がなく、サラダもゆでた野菜が中心。

トンカツにもゆでた人参、ゆでたキャベツなどが、付け合わせで提供されました。

ところが1904年に勃発した日露戦争が、トンカツとキャベツを運命的に出会わせました。

戦争の影響で、煉瓦亭の若いコックは戦争に出兵し、付け合わせを作る担当がいなくなりました。

少しでも人不足を解消するため、やむなく付け合わせを生のキャベツを千切りにして提供してみたところ、

これが意外と合うと評判に。

この出会いは、日本の野菜へのイメージを変えました。

 

トンカツを温野菜で食べる…、考えたこともありませんでした。

皆さんもご家庭でトンカツを食べる際、たまには温野菜を付け合わせにしてみてはいかがでしょうか。